みなさん、こんにちは!しょうちくりんです。今回は鉄骨ハウスメーカー比較として、私がハウスメーカーを決めるにあたって比較したポイントをまとめました。鉄骨メーカー検討中の方のお役に立てれば幸いです^_^
目次
1.比較ポイント
比較したメーカーは鉄骨構造の積水ハウス・ダイワハウス・パナソニックホームズ・トヨタホームです。主な比較ポイントは価格、提案力、耐震性、断熱性、ランニングコストです。
この時の私はデザイン性の大切を全然理解しないまま比較をしてしまいました…
2.要望と予算
家づくりするにあたって最初から決まっていた要望は平屋にすることです。掃除や生活動線、老後の事など考えると平屋がベストな選択と思いました^_^。家族との距離が近くなるから平屋は良いと聞くことありますが、それは家族関係次第かと思うので特に気にしてませんでした(笑)。また当時は妻と2人暮らしでしたが4人家族で住まうことを想定して検討を進めました。
物理的な距離より心の距離が大切ですよね。良いこと言った^_^
ずっと仲良し家族でいたいですね^_^
また予算は建物、土地など全て混み混みで4500万円(結果的にだいたい予算通りになりました)。予算の内訳として、まずは土地。平屋が建てられるある程度広さのある街の中心部から外れた少し田舎な場所で1000万円前後。土地以外(建物、外構)で3500万円くらいで考えておりました。注文住宅です。
3.価格
何といっても価格ですよね…ここ最近の物価上昇も相まって、どこも高いです!!汗
比較すると言っておきながらですが、正直、扱っている商品も違えば仕様や設備も違うので横並びで比較できないんですよね(笑)。初期提案をする営業マンによっても違うと思いますし。なので本当に参考までにはなってしまいますが紹介します。
【積水ハウス】130万円/坪〜
た、高いです… 簡易的な見積もりでしたが営業マンから聞いた時点で心が折れました。今思えば坪数を減らすとか間取りで工夫するとか策はあったように思いますが当時はそんな知識もなく難しいかなという印象でしたね。
【ダイワハウス,パナソニックホームズ,トヨタホーム】110万円/坪〜
積水ほどではないですが結構しますよね〜私の知識が無かっただけで今、大手ハウスメーカーで注文住宅を建てようと思うと軽く100万円/坪は超えてくるんですね…
4.提案力
営業マンの提案力って大事ですよね〜それがハウスメーカー選びの決め手となっていると言っても過言ではないと今回の家づくりで強く感じました。各メーカーの良さを活かすも殺すも営業マン次第。営業マン次第でこんなにも商品に差が出るのは住宅業界だけではないでしょうか。このあたりの後悔ポイントはまた別途。
【積水ハウス】
うーん、魅力が伝わらない…業界1位とか何でもできるとか、実績があるんだなとは思いましたが結局何が特長か分からなかったです。横綱相撲ってやつですかね、うちで建てとけば大丈夫的な。価格も高いし無しかなという感じになりました。
【ダイワハウス】
とても好感触でした。説明は丁寧でしたし、私たちの目線よりやや上から接客が好感をもてました。営業スキルなんだと思いますが普通に凄いなーって感心してしまいました(笑)。強い構造躯体による大空間は魅力的でした。
【パナソニックホームズ】
とても親切な方だったのですが、かなり控えめな営業マンで自分達は相手にされてないのかな?とすら思える感じで…あまり話が進まなかったです…
【トヨタホーム】
ユニット工法によって施工精度が高く保たれている安心感はかなりありましたね。ただユニット工法ゆえに発生する間取りの制約は少し気になりました。
5.耐震性
日本は地震大国ということに加え、私たちの居住エリアは巨大地震が来る来るとずっと言われており耐震性は重視したいところです。
ですが…どこも地震に強いって言うし対策されているし違いが分からん!(笑)。ただ柱で支えて制振装置(耐力壁)で揺れを吸収するという大まかな構造は各メーカー同じになります。細かな違いはその制振装置に各メーカーが開発したアピールポイントになるパーツが入っている事です。積水ハウスはシーカス、ダイワハウスはディーネクストとか名前をつけてますよね^_^。
そんな構造の違いが分からない中でもダントツで強いなと思ったのはパナソニックホームズ。振動実験は各メーカー実施していますが、日本の実験施設の最大出力に140回も耐える検証をしているのは他にありません。
パナソニックホームズHP(耐震性能)→https://homes.panasonic.com/sumai/lifestyle/anshin/kouzou.html
共通の指標として耐震等級3(最高等級)を取得することが条件と思っていましたが、大手メーカーはほぼクリアしているのでなかなか比較が難しいなぁと思いました。
6.断熱性・気密性
近年ヒートショック現象や光熱費の高騰もあってか高断熱・高気密住宅は注目されているようです。快適な温熱環境で健康に住まえるに越したことはないので凄く良い流れだなあと感じました。ただ鉄骨はその材質の特性上、熱を通しやすく温度差で伸縮をするため、木造に比べると断熱・気密が取りにくいとされています。なのでその弱点をどう補っているかという点に着目しました。
ここで良いと思ったのはダイワハウス。断熱材の施工法(壁)は、柱や梁の間に断熱材を敷き詰める「充填断熱」(最も一般的な工法)、柱の外側に外壁にそって断熱材を敷き詰める「外張断熱」、充填断熱と外張断熱を組み合わせた「付加断熱」の3種類があります。付加断熱が一番性能を上げられる訳ですが、ダイワハウスは唯一、付加断熱を標準仕様で行っています。
断熱性能の指標はUA値(外皮平均熱貫流率)で示され、その数値を元に断熱等級は現状1〜7等級まで定められています。どこを目指すかは予算との兼ね合いにもなりますが等級7に近づくほど熱損失は少なく温度ムラも小さい省エネで健康的な環境になります。また法改正で新築住宅において2025年からは等級4が義務化、2030年には等級5が義務化予定という状況を考えると等級6以上は取りたいと個人的には思いました。検討した鉄骨メーカーでも仕様を上げれば等級6を取得可能でした。ただこの断熱等級はUA値(外皮平均熱貫流率)、つまり平均値で決まるため局所的に性能を上げても断熱等級を良くすることができてしまう訳です。なのでバランスよく性能を上げる必要があるのですが、ダイワハウスは天井・壁・床と断熱性能をグレードアップできるようになっていました。
ダイワハウスHP(断熱性能)→https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/shohin/xevoSIGMA/technology3.html
気密性能については家の隙間量を数値化したc値(隙間面積/延床面積)が性能指標になりc値1.0を切る一般的に高気密住宅と言われたりします。ただ鉄骨は気密が取りにくい構造とあってか各メーカーは気密性能(c値)を保証していません。施工精度の観点から保証できないと言った方が正しいかも知れません。木造メーカーですと保証しているところはありますね。
それで、、、鉄骨メーカーの中にはそもそも気密施工(隙間をテープで止めたりパテで埋めたりする作業)をやっていないところもあるですね。その中でダイワハウスは標準作業で行っている点は高ポイントでした。
7.ランニングコスト
購入価格はもちろん重要ですが忘れていけないのはランニングコストですよね。各メーカーで差が出そうなのは外壁かと思います。一番多く採用されている窯業系サイディングはおよそ30年程度で防水再加工と10年ごとに目地(シーリング)の張り替えが必要になり30年で見ると2〜300万円くらいはかかるはずです。吹付も30年くらいで塗り直しが必要だったと思います。最後にタイルはメンテナンス無しで60年くらい使えるようなものになっています。
私がランニングコスト低いなと思ったのはパナソニックホームズでしたね。タイル外壁で60年メンテナンス不要という商品です。凄いのはシーリングの張り替えが不要なこと。通常、窯業系サイディングでも外壁材と外壁材のつなぎ目にはシーリングといってゴムみたいなもので防水処理をするのですが、雨や紫外線で劣化するため外壁は30年ノーメンテでもシーリングの張り替えは定期的(10年くらい?)に必要になってきます。それがパナソニックのタイル外壁は何とシーリングの上から職人さんが一枚一枚貼っていくのでシーリングが露出せず、メンテナンス頻度を大きく減らすことができるのです。
パナソニックホームズHP(タイル外壁)→https://homes.panasonic.com/chintai/technology/tile2.html
8.どこに決めた?
それで、どこに決めたんだと、、、はい、ダイワハウスに決めました!正直後から振り返ると性能面ではパナソニックホームズが若干優勢だったのですが最後は営業マンで決まったような気がしましたね。今思うとこれで良かったのか何ともですが(笑)、、とても良い方でストレスなく検討を進められたのが良かったですね。
以上、最後までご覧いただきありがとうござました!次回はダイワハウスの見積もりや仕様を紹介したいと思います。ぜひ良かったら見に来てください。誰かのお役に立てれば幸いです。
ではまたー。
あ、今年もよろしくお願いいたします。昨年はなかなか投稿できなかったので頻度を上げて、みなさんのお役に立てる情報を少しでもお届けできるように頑張ります!^_^